私は「あ.net」を運営している、「あ」と申します。
ひらがな一文字、「あ」。
自分では気に入っているのですが、名乗るたびにだいたいこうなります。
- 「え? あ…?」
- 「フルネームじゃなくて?」
- 「IDですか? ハンドルネームですか?」
たしかに、「あです」とだけ言われても、
一瞬、どう反応していいか迷いますよね。
オンライン上でも同じで、コメント欄に「管理人:あ」と書いても、
「読み方は“あ”で合っているのか?」
「この人を何て呼べばいいんだ?」
となってしまいがちです。
そこで、いつの間にか周りの人たちが
「あnet(あねっと/アネット)」
と呼び始めてくれました。
「あ.netのあさん」から「あnetさん」へ
呼び名が固まるまでには、ちょっとした変遷があります。
最初の頃は、
- 「あ.netのあさん」
- 「あ.netの管理人さん」
と、サイト名込みで呼ばれることが多くありました。
たしかにそのほうが、「あ」単体よりはだいぶ分かりやすい。
ただ、文章にするとちょっと長いし、
X(Twitter)などで言及するときも、
「あ.netのあさんの記事読みました」
と打つのは、微妙に手間がかかります。
そこである日、フォロワーさんがさらっとこう書いてくれました。
「あnetさんの記事、今回も良かった」
これを見た瞬間、
あ、これだな……と思いました。
「あ」と「あnet」は、同じでいてちょっと違う
自分の中では、
- 「あ」=一文字の自分、芯の部分
- 「あnet」=サイトとセットになったときの自分、外向きの顔
というような感覚があります。
家の中や、頭の中にいるのが「あ」。
ネットの広場に出ていくときには「あnet」として現れる、
そんなイメージです。
「あ」だけのとき
- すごく個人的で、ちょっと内向き
- ノートの端っこにこっそり書いてある名前
- 自分と自分だけが分かっていればいい感じ
「あnet」として呼ばれるとき
- サイトとセットで見てもらえている感じ
- 「あの人=あのサイトの人」だと伝わりやすい
- ちょっとだけ“キャラクター”っぽくなる
どちらも自分なのですが、
呼び名が変わるだけで、
立ち位置や空気感が少し変わってくるのが面白いところです。
「あnet」と呼ばれることへの感想
正直にいうと、最初は少し照れくさかったです。
「あnet」という文字を見るたびに、
- サイト運営者っぽくて、なんだかちゃんとしてる
- 個人なのに、ブランド名みたいに見える
そんな不思議な感覚がありました。
でも、だんだんと…
- 「あさん」より「あnetさん」のほうが相手も呼びやすそう
- 初見の人にも、「あ.netの人だ」と伝わりやすい
- 自分自身も、“あのサイトの人”としてスイッチが入る
と感じるようになっていきました。
今では、
文章を書くときの自分=あ
公の場に出ていく自分=あnet
と、軽く使い分けているような心持ちでいます。
読む側・呼ぶ側の「安心のためのニックネーム」
呼び名って、名乗る側より、
実は呼ぶ側のためのものでもあると思っています。
- 呼びやすい
- 説明しやすい
- ほかの人にも紹介しやすい
この3つがそろっていると、
その人の話題を出すハードルがぐっと下がります。
「“あ”さんさあ…」でもいいのですが、
ちょっと会話の流れが止まってしまうこともある。
その点、
- 「あnetさんの文章でね」
- 「あnetってサイト知ってる?」
というふうに言えると、
話が少しスムーズになるんですよね。
なので、私としては、
- きちんと言うなら「サイト運営者のあです」
- 気軽に呼ぶときは「アネットさん」「あnetさん」
くらいの距離感で呼んでもらえたらうれしいな、と思っています。
「あ」でも「あnet」でも、好きなほうで
最後に、あらためて整理すると――
- 運営者の名前は「あ」
- 通称・呼び名として「あnet(あねっと/アネット)」も使用中
という形でやっています。
コメントやSNSで呼びかけていただくときは、
- 「あさん」
- 「あnetさん」
- 「アネットさん」
など、そのときの気分で好きな呼び方をしてもらえれば大丈夫です。
どの呼び名で呼ばれても、
「あ、見てくれているんだな」と、
うれしく受け取っています。
そんなわけで、
このページはサイトそのものの説明というより、
「あ.netを運営している人、なんて呼べばいいの?」
という疑問に、少しだけ答えるためのページでした。
これからも、
「あ」でも「あnet」でも、
お好きなほうで、気軽に話しかけていただけたらうれしいです。
